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続・避妊(去勢)手術はすべきか?

2019.02.20(Wed)

【再掲載】
避妊・去勢に関するご相談が定期的にございますので、過去記事ですが再掲載いたします。



こんにちは。
最近お客様より「随分丸くなりましたね」と言われている原田です。 


はい。自分でも自覚しております。 


以前はこのブログでもペット業界の批判や問題点を自分なりに咀嚼して書いて来ましたし、
今でも、思わず頭に血が上ってしまう事もたくさん耳にします。

でも、正直、あまり人様の悪口を書くのも気が引けますし、
結局は「自分のところで買ってもらいたいだけでしょう?」なんて取られたり、
そもそも子犬との出会いや育てる事って楽しい事なのに、ネガティブな記事で水を差すのもどうかな・・・

なんて事で、ここ最近は本来のキャラであるおちゃらけ路線でブログなんかも書いております。 


でも、相変わらずお客様からのご相談をお受けしていると、

「ちょっとそれを鵜呑みにされるのはどうかと思いますよ」

なんて事も多のです。


そのひとつが「獣医さんに避妊(去勢)をすすめられたのですがどう思われますか?」というご相談。
この手のご相談は以前から本当に多いですね。


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という事で5年ほど前に本ブログで 「避妊手術はすべきか?」 という記事を書き、ホームページにも転載しましたが、今回は続編という事でまた少し書きたいと思います。


結論を申しますと、私の見解としては「しなくて良いものなら、しない方が良い」という考えに何ら変化はございません。


その後、さらにたくさんのわんこたちの成長を見てきましたが、やはり早い時期に避妊・去勢をした子たちは、そうでない子たちに比べると、いろんな病気にかかりやすいと言わざろうを得ません。
もう、これは経験則ですね。

でも、ネットを見て回ると相変わらず獣医さん等の「避妊・去勢肯定派」の人達は婦人科系疾患の罹患率が下がるとか、寿命が延びるというデーターが出てるとか、良い事ばかり書いています。

ただ、悪意は無いと思うんですよね。
利害がからんでますし、人は自分の考え方に同調するデーターや論文を盲目的に信じてしまうものですから。
獣医師会などからの情報を信じて「良かれ」と思って飼い主さんにすすめる方が大半だと思います。

飼い主さんも論文やデーターで出てると言われると、私なんかの経験則より信じてしまうのも無理はありません。


しかしですよ。
その論文やデーターというものの出所がよく分からなかったり、あったとしてもメリットを裏付けるものしか見当たらない・・・
人が手を掛ける以上、メリットもデメリットもあるはずなのにです。

という事で、あくまでも営利がからまない、第三者的に検証した論文を見つける事ができましたので、ここにご紹介させていただきます。



◆ニュージャージー州立ラトガーズ大学 准教授 獣医学部門総括教授
 Larry S. Katz PhD(博士)


冒頭に「雄・雌それぞれの避妊/去勢の健康への影響を評価するため、50 件以上の論文を査読し検討しました。」とありますので、それなりに信憑性のある論文だと思います。

 原文はこちら

 日本語訳はこちら


内容については上記リンクをご覧いただくとして、避妊・去勢のメリットとデメリットを抜粋して記載すると、


◆去勢手術のメリット
・小さいリスク(1%未満)ではあるが、精巣ガンのリスクがなくなる。
・ガン以外の前立腺の疾患のリスクが減少する。
・肛門周囲瘻のリスクが減少する。
・糖尿病のリスクが減少する可能性がある。(決定的なデータはなし)

◆去勢手術のデメリット
・1 歳までに去勢を行った場合、骨肉腫(骨のがん)のリスクが著しく増加する。
・心臓の血管肉腫のリスクが1.6 倍に増加する。
・甲状腺機能低下症のリスクが3 倍に増加する。
・進行性の老年性認知症のリスクが増加する。
・肥満のリスクが3 倍に増加する。肥満は、犬の多くの健康上の問題に多く関わっている。
・小さいリスク(0.6%未満)ではあるが、前立腺ガンのリスクが4 倍に増加する。
・小さいリスク(1%未満)ではあるが、尿路系のガンのリスクが2 倍に増加する。
・整形外科上の疾患のリスクが増加する。
・ワクチン接種の副作用のリスクが増加する。


◆避妊手術のメリット
・2 才半までに避妊を行った場合、乳腺腫瘍のリスクが大幅に減少する。乳腺腫瘍は、雌犬に最も多く見られる悪性腫瘍。
・子宮蓄膿症のリスクがほぼなくなる。子宮蓄膿症は、避妊していない雌犬では約23%が発症しており、1%が死亡している。
・肛門周囲瘻のリスクが減少する。
・非常に小さなリスク(0.5%以下)ではあるが、子宮・子宮頸部・卵巣の腫瘍のリスクが減少する。

◆避妊手術のデメリット
・1 歳までに避妊を行った場合、骨肉腫(骨のがん)のリスクが著しく増加する。
・脾臓の血管肉腫のリスクが2.2 倍に増加、心臓の血管肉腫のリスクが5 倍以上に増加する。これはいくつかの犬種では多く見られるガンであり、主要な死因にもなっている。
・甲状腺機能低下症のリスクが3 倍に増加する。
・肥満のリスクが1.6~2 倍に増加する。肥満は犬の多くの健康上の問題に大きく関わっている。
・避妊した雌犬の4〜20%が、避妊に伴う(?)尿失禁を患っている。
・持続的または再発性のある尿路系の感染症のリスクが 3~4 倍に増加する。
・特に思春期の前に避妊した場合は、recessed vulva(?)、膣の皮膚炎、膣炎のリスクが増加する。
・小さなリスク(1%未満)ではあるが、尿路系腫瘍のリスクが2 倍に増加する。
・整形外科上の疾患が増加する。
・ワクチン接種の副作用のリスクが増加する。


主に病気に関する論文なのですが、これを見ても避妊・去勢手術をした方が健康上の危険度は高いと言えるのではないでしょうか?


あとは、ネットなどには「避妊・去勢をしないとサカリが付いた時に性行できないストレスが可哀想」などという記述も見られますが、反面、手術後肥満になる事については「食生活をコントロールすれば良い事」なんて、食欲を抑えるストレスは可哀想じゃないのか?なんて矛盾した内容ですしね。

どちらにしても「人間様の都合」で我慢させるわけなのですから、だったら「自然な姿」でいさせてあげたいですよね。



と、久しぶりに物申す的な記事を書きましたのでちょっと言い過ぎた感もありますが、だからと言って避妊・去勢を全否定するものではありません。
以前にも書きましたように、それぞれメリット、デメリットはありますので、飼い主様の慎重な判断のうえで行ったものについては良い、悪いは判断できませんからね。

病気の観点もありますが、人との共生や妊娠リスクなど、いろんな側面から判断しなければいけない事です。

ただし、いろんな人がいろんな立場で作為的に意見を言われる事はありますし、
それらを鵜呑みにして、後々後悔されるものどうかと思いますので、再度続編として書かせていただきました。



久しぶりにくどくどと書きましたので、ちょっと皆様の反応が気になったりしてます・・・
このブログをご覧になっている皆様にも不快な内容かもしれませんので、下の「拍手」が多かったらまた書こうと思います。 



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犬の性格はDNAで決まる?!

2019.02.19(Tue)

こんにちは。
12/2、3生まれのダックスっ子たちも、ひと通りお客様へお届けしてほっとしているところです。

関西組と、

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関東組。

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皆さん本当に優しい飼い主様なので、きっと4匹とも明るく幸せに育ってくれる事でしょう。
このたびは、ご縁をいただき誠にありがとうございました。

この血筋の子たちは、うちのディーの甥や姪の子供たちなので、私もかなり思い入れがあります。


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陽気でプラス思考なんだけど、ちょっとへなちょこな面もあってのび太っぽい。
ダックスはよく吠えるって言うけど、この血筋はたまにチャイムの音などに反応するくらいで、あとは「いるの?」っていうくらい静かです。
子犬のご見学に来られた方は一様に「今まで見て来たダックスは何だったんだろう」って言われるほど容姿端麗。

ほんと、親ばか抜きで「一般家庭向き」のショーラインです。



1/18生まれのシェーデットイエローちゃんにも良いご縁がありますように。 


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犬の性格はDNAで決まる?!

人間の世界では、資質としての基本的な性格は、DNAによって遺伝的に決まっている事は半ば常識になっていますよね。いろんな研究機関が実証していますので、「性格 遺伝」などで検索すればいくらでも信頼度の高い記事が出てきます。

でね、やっぱり犬の場合もそれはあると思うんですよね。

例えば冒頭で取り上げたダックスですが、本当にやかましい子は四六時中吠えていたりしますよね。
飼い主さんは「私の育て方が悪くて・・・」なんて言われるのですが、それこそ半分以上は血筋が原因だったりします。育て方の良し悪しは半分以下ですね。もちろん、感覚的なものですが。

これは、何も偉そうに「私の経験では・・・」なんて言わなくても、それなりに長い経験を持ったショーブリーダーならみんな知っている事です。

「あの血筋は性格が荒いから交配には使いたくない」
「あそこの血筋はシャイな子が多いよね」
「ここの子は本当に何をされても穏やかな子だよね」

なんて会話が日常的に耳に入ってきます。

当然、どんな血筋か分からない、あるいは血統書を見ても支離滅裂(量販店などで売られている子に多い)でよく分からない子は交配にも使わないし、ましてや、わざわざ愛犬に迎えたりはしません。
たまたま運良く性格の良い子になるかもしれませんが、手が付けられない性格の悪い子に育つかもしれませんから、当然そんなリスクは取らないですよね。

もっとも、こういう話しをすると「うちの子は量販店で買ったけど、本当に良い子ですよ」なんて事を言われる人も多いと思います。
それはそうです。今お話ししているのは確率論の話しですから。
どこで入手されても性格の良い子はいます。でも、そうでない事も多いという事で、それは本当に運任せでいいのですか? という話しなのです。

殺処分が問題になっていますが、その8割以上が捨て犬や迷子犬らしいです。無責任な飼い主が悪いと言えば済むかもしれませんが、「これはちょっと大変だな・・・」と思う犬がいるのも事実です。飼い方、育て方の飼い主責任より、「選び方」の責任の方が大切なのでは? と思ってしまう事もままありますよ。


ただし・・・

本当に申し訳ない話なのですが、こういう容姿・性格・健康面をしっかり考えられた家系はそうそう頻繁に産ませるわけではありません。出産工場じゃないんですから、母体の健康優先ですしね。

なので、「また生まれるだろう」なんて期待をされても困ります。すみません。
うちの場合「じっくり探す」は数年かかる話です。実際、もう2~3年お待ちのお客様もザラにいますからね。


これは、うちに限った話じゃないですが、
もし、いいなぁと思う子犬が居たら、その業者さんがきちんとしている所ほど「次は無いよ」と思った方がいいです。

性格が良くて、容姿端麗、健康的。本当に3拍子揃った犬なんて、悲しいかな私の目から見ると全体の1割いたらいいかな・・・という状況ですから。きちとした交配をする繁殖者が増えないと、ずっとこんな感じだと思います。


幸せなわんことの生活の為に、ぜひ目の前にある運命やご縁を大事にしましょう!


動物病院病にかかっていませんか?

2019.02.09(Sat)

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今回はちょっと笑えない話です。

心配性の飼い主さん宅のわんこに多い症状なのですが、本当はたいした事がないのに病気にされてしまうという「動物病院病」と私が勝手に呼んでいる病(?)があります。

最近は動物病院もMRIやらCTやら設備投資してきたり、都心の一等地に瀟洒な病院を建てたり、まぁお金かけていますよね。
そういう設備投資が膨大な額になっている動物病院は、それを回収するのが大変だろうな・・・ なんていらぬ心配をしています。


まぁ、それはそれとして、先日ドッグフードをご購入しようと検討されているお客様から病気のご相談がありました。
いわく「うちの子は生まれつき体が弱くて、いつも病院のお世話になっています。何か良いドッグフードはないですか?」と。

初めての方だったので、これまでの経緯や病気について詳しくお聞きしたのですが、話の途中から???となりました。

要約すると、


・子犬の頃下痢をしたので点滴で2週間病院に通った。(原因不明)
・その後、予防との理由で獣医さんから勧められるまま療養食を2年以上も与えている。
・療養食は動物病院でその都度買っている。
・ついでに健康診断を毎回受けて、そのたびに何かしら心配な箇所が出て来て薬が出される。
・心配のあまり、食欲がないと言えば病院に行き、皮膚にちょっと湿疹が出れば病院に行き、その都度血液検査から追加で薬が処方される。

うちの子、本当に体が弱いから心配なんです・・・


いやいや、飼い主さんの方が心配ですわ!(笑)


というか、動物病院のいいカモにされているのでは?

まぁ、断定はしませんけどね、おそらく子犬の頃の下痢はたまたま環境が変わったとか、フードを食べ過ぎたとか、様子見で良かったというケースだと思います。原因不明という事は検便からなにからすべて調べたはずですから。
原因不明じゃなくて、異常がないという事でしょう?(笑)

点滴からの療養食もいささか強引ですし、そういう病院だから本当ならほっておいても治る症状までいろいろ薬を出されて病気の濡れ衣をかぶせられているのでしょう。

人間の場合ですが、たかだかニキビが出来た位で病院に行きますか? 昨日食べ過ぎたから今日は食欲ないなぁ・・・ ちょっと病院で診てもらおうかってなりますか?
まぁ、普通はその程度で病院なんて行かないですよね。もっとも、仮に病院に行ったらお医者さんも無下にはできないのでビタミン剤ぐらいは処方してくれるかもしれませんが・・・


つまり、飼い主さんか心配し過ぎて、実は健康な子なのに勝手に病気認定してしまっているような気がします。
動物病院に行けばなにかしら対処されますし、これだけ療養食漬け、薬漬けになれば健康な子でも体を壊します。
典型的な動物病院病ですね。


もちろん、もしかしたらその時点では重篤な病気の疑いもあったかもしれませんので、結果論でものを言っているのは認めます。
なので、動物病院で念のため診てもらうのはぜんぜんかまわないと思います。

でも、「予防のため」とか「念のため」という処置や薬の処方は、本当にそれが必要なのかきちんと獣医さんに確認しましょう。
そして、過度の心配をする事無く冷静に見守ってあげましょう。

ご心配な気持ちは分かるんですけどね・・・


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